ある雑誌がこのような単語を作っていました。今、脳を休める方法がブームです。

 

そこで興味深い話を1つ。

篠宮龍三さんは、世界的にも有名なフリーダイバーで、素潜りで垂直に海底100メートル以上に達します。もちろん酸素ボンベなどなく、想像を絶する水圧の中、一呼吸で潜り、そして戻ってきます(クレージー・ジャーニーという番組で取り上げられています)。

 

彼はなんと7分以上も息を止めることができます。その彼をして記録を伸ばすための鍵は、いかに潜っている間のエネルギー消費を減らすかだそうです。身体をうねらせ、緩やかな曲線を描きながら効率的に海底へ進みます。

しかしどんなにトレーニングをしても、エネルギー消費を抑えるのに苦労する臓器があるそうです。それが脳です。脳は身体全体のエネルギー消費の20%を占め、その重量の割にエネルギー浪費家であることがわかっています。

 

どんなに効率的に体を動かして潜っても、脳がエネルギーを浪費していればそれだけ息は続かず、記録は伸びません。そこで彼が至ったのが、脳を無にする必要性です。試行錯誤の末、たどり着いた方法がメディテーションでした。

 

ヨガをし、メディテーションをすることで頭の中を無にし、結果、脳のエネルギー消費を最小限にするのです。潜水前に必ずメディテーションをし、一寸のエネルギーも余分に使わないよう準備します。

メディテーションには、脳のエネルギー消費を減らし、脳を休めうることがいわれています。マインドフルネスというメディテーション法は、脳の浪費回路を実際に鎮めることがわかっています。

 

1カロリーのエネルギー消費も無駄にできない超ストイックなダイビングのプロが、死と背中あわせの中、経験から同じ結論に至った事実は、メディテーションが脳を休ませる効果を痛烈に証明したものといえるのではないでしょうか。

 

CD本が出ました。

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