日本では「うつヌケ」といううつ病トンネルからの脱出経験談をパロディー漫画化した書籍がベストセラーになったようです。実話の持つリアル感を手塚治虫さんのパロディー漫画家(御自身もうつ病体験者)がわかりやすく届けています。気圧の変化がうつを引き起こす場合のあること(頭痛ールと言うアプリは気圧の変化の予測を助けるそうです)、人から認められることがトンネルからの脱出のきっかけになった人たち、うつの間を「自習時間」と位置づけることで悲嘆を減らすなど、実体験に即しているからこそのパワフルな示唆に飛んでいました。

I had a black dog his name is depression (日本語サブタイトル版)

こちらもその表現のリアルさという点では劣らないものです。世界保健機関(WHO)が、2012年にYouTubeにアップしたものとされています。注目は鬱を経験したときに起きることのリアルさです。それをアニメーションを使って極めて生地に再現していると思いました。うつをもつ方々は様々な表現で辛さを訴えられますが、ここにある表現はそのいくつかを表面的ではなく本質的に捉えています。うつを経験した人々にもそうですが、ご家族あるいは周囲の人たちが、うつに苦しんでいる人たちの置かれた状況をよりよく理解する助けに役立てていただければと思いました。